「何でこんな時間に来たんだ?」

そう
辺りは真っ暗


私はお兄ちゃんに
帝との間にあったことを



涙ぐみながら
話した……


話終わると
お兄ちゃんは

泣く私の背中を
ポンポンと優しく叩いてくれた


お兄ちゃんは優しい

そう思ったとき
携帯が鳴った……


「鳴ってるぞ」


お兄ちゃんはそう言うけど出たくないんだよ


首を振る私を見て
お兄ちゃんは私の携帯をもって部屋を出た