ピーンポーン… 私は今、男の子の部屋の前にいる。 「……………」 ピーンポーン… 「…………………」 反応が、無い。 誰もいないはずはない。 ピーンポーン… 「………はい?」 3回目の呼び出しでやっと出た。 かなり機嫌の悪そうな女の嫌な声。汚い声。 ―――こいつが母親か… ふつふつと沸き上がる怒りの感情を押し殺して、私は話した。