「琴葉っ!」 琴葉が急にふらついて倒れそうになった。 慌てて、その華奢な体を支える。 「ごめん……ちょっとめまいが…」 大丈夫だという琴葉を、俺はベットに寝かせた。 「……少し、休んだ方がいい」 琴葉は、疲れていたのかいつの間にか眠ってしまった。 結局、何も俺には言ってくれなかった。 そんなに、俺は頼りない…? 眠る琴葉に心の中で問い掛ける。 夜、琴葉は高熱を出した。 医者の話では、体調が完全に回復していないところに心労が重なったのだろうということだった。