さっき、ビデオを回してたのはこの為? ひどい……卑怯すぎる。 「じゃーねっ、哀れなお姫様」 男たちは私を嘲笑うようにそう言って、去っていった。 その背中を見ながら、段々と意識が遠退いていくのが分かる。 襲われることに対する恐怖から、このままここで意識を失ってしまうんじゃないかという恐怖に変わっていく… 奏斗……… 助けて…… お願い、奏斗…