琴葉が作ってくれたカレーは、本当に美味しかった。 いつも専属のシェフが作るものを食べ、親の手料理さえ食べたことのない俺は、初めて食べる家庭の味に感動した。 そんな俺を見て琴葉は、奏斗が喜んでくれるならまた作る、と言ってくれた。 後片付けは2人でして、その後はゆっくりテレビを見た。 普通なら当たり前にできることかもしれないけれど、この宮殿から解放された貴重な時間が、楽しくて、幸せだった。 琴葉も、そう思ってくれてるといいな…