PRINCESS story


「大丈夫。琴葉が傷付かなくて済むようにちゃんと盾になるから」


そう言って奏斗は私に手を差し出した。


私は、その優しくて、力強い言葉に背中を押されて、奏斗の手を取り車を降りた。



一斉にカメラのシャッターがきられる。

……私が、撮られてる。


私は目をカメラから背けた。


そんな私に気付いてか、奏斗が少し体を前にずらしてカメラを遮ってくれた。


そして、私の手を強く握った。


「行こう」

「うん」


奏斗が守ってくれる…

だから、私も堂々としよう…