でも私は、大切なことを知ってる。 それは…… 人を悲しみから救えるのは、人の愛だってこと。 私を悲しみから救ってくれたのは、父と兄、そして友達だった。 みんなの温かさと愛が、私を悲しみのどん底から救ってくれた。 だから、奏斗…… 私があなたを悲しみから救いたい。 奏斗には、笑っていてほしいの… 「奏斗」 「もう……一人にしてくれよ」 「そんなこと、できない」 私は、あなたを放っておけない… まるで、昔の私を見ているようだから。