「奏斗は、ご両親からも十分な愛情を注いでもらえなかった。
王室に生まれた以上、仕方ないことなんだけど…ご両親と離れて、王になるための教育を受けてた」
幼いながら両親にかまってもらえなかった奏斗を思うと、胸が痛かった。
「それに、奏斗はまだ自分を本気で愛してくれる人に出会ってない。
いや、本当はもう出会ってるのに、気付けてないのね」
多分、私のことを言ってくれてる。
「だからね、琴葉さん。
あなたが奏斗に教えてあげて。
愛されることの幸せを」
この言葉…雅さんと、ほとんど同じ台詞…
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