俺は、兄さんの隣に腰掛けた。 「最近、どう?」 兄さんに質問され、答える。 「特に、何も変わったことはないよ」 「結婚して変わったこともないのかよ」 「ああ…正直まだ、実感湧いてないんだ」 「そうか……でも、少しは琴葉ちゃんの気持ちも考えてやれよ?」 「えっ?」 「琴葉ちゃん、悩んでた」 なんで、琴葉のこと……? 「今、なんで琴葉ちゃんのことをって思っただろ」 鋭い兄さんの指摘に内心驚きつつ、頷く。 「琴葉ちゃんさ、1人で色んなこと抱え込んでたから、少しだけ悩み聞いてあげてたんだよ」