「さーて、次は奏斗の部屋っと」 私は、まず自分の部屋を片付けてから、奏斗の部屋に取り掛かった。 と言っても、毎日掃除はお仕えの人がやってくれているから、そんなに散らかってはいない。 軽くベットを整え、机を少し整理しようとした時だった。 「あっ」 椅子に書類が乗っていたことに気付かず、書類を落としてしまった。 書類の位置は変えるなって言われてたのに… 「直さなきゃ…」 私は書類の順番が変わらないよう、丁寧に一枚ずつ拾い集めた。