「和也さん…ありがとうございました。 少し、気持ちが軽くなった気がします」 「それなら良かった。またいつでも、辛くなったら相談しにおいで。 琴葉ちゃん、またね」 そう言うと和也さんは立ち上がり、宮殿の中へと戻っていった。 和也さん…… 私より3つ年上で… かっこ良くて優しくて、とても素敵な人… もし、だけど… もし、和也さんが王子だったら、私は和也さんの妻になってたのかな? そしたら、私…