「私、分からなくて…」 「分からない?」 「自分の居場所が…」 こんな風に誰かに話を聞いてもらうのって久しぶりだな… 「難しいね。確かに、王室の人間が自由になれる場所なんて少ない。 だけど、そんなの辛いよね?」 私は正直にうなずいた。 「だからさ……せめて奏斗の前では、本当の自分を出してみたら?」 「本当の、自分……」