私達は人込みから少し離れた堤防の階段で見る事にした。
開始まで後15分…。
とっつぁんが転がってるボールを見つけると、2人は階段を下り、キャッチボールを始めた。
『ねぇ、風花…。』
沙織は2人を見つめながら話し掛けた。
『ん〜?』
『言っちゃえばぁ?』
『えっ?何を?』
『祐介に。
「好き」って…。』
一瞬にして熱くなる顔を隠し様もなかった。
沙織は、いつから気付いていたのだろうと思うと、急に胸が暴れ出した。
『………。』
『知ってるよ。
私達…、ずっと一緒にいるんだもん。
風花見てたら分かる…。
一度も教えてくれなくてもね。』
開始まで後15分…。
とっつぁんが転がってるボールを見つけると、2人は階段を下り、キャッチボールを始めた。
『ねぇ、風花…。』
沙織は2人を見つめながら話し掛けた。
『ん〜?』
『言っちゃえばぁ?』
『えっ?何を?』
『祐介に。
「好き」って…。』
一瞬にして熱くなる顔を隠し様もなかった。
沙織は、いつから気付いていたのだろうと思うと、急に胸が暴れ出した。
『………。』
『知ってるよ。
私達…、ずっと一緒にいるんだもん。
風花見てたら分かる…。
一度も教えてくれなくてもね。』


