夏休みがスタートすると、沙織達はバイトを始めた。
沙織はアイス屋さんで、
和也はガソリンスタンド。
ふたつの店は道路を挟んで向かい合わせになっており、私と祐介、とっつぁんの3人は、和也のスタンドの前を素通りすると、横断歩道を渡って、沙織の店へ…。暑さのあまり、汗を拭う和也に向かって、わざとらしくアイスを食べる…。
こんな事を繰り返していた。
2人がバイトがない日は、とっつぁんの家で涼んだり、カラオケを楽しんだり…。
そして、毎年恒例の花火大会。
毎回5人で見に行ってたけれど、今回だけは、和也がどうしてもバイトを断れず、4人で行く事になった。
最初、沙織は「和也に悪い」と言って断ったが、和也に反対され、一緒に行く事を決めた。
河原に向かう時には、私は沙織を気遣いながら、隣に並んで歩いた。
沙織はアイス屋さんで、
和也はガソリンスタンド。
ふたつの店は道路を挟んで向かい合わせになっており、私と祐介、とっつぁんの3人は、和也のスタンドの前を素通りすると、横断歩道を渡って、沙織の店へ…。暑さのあまり、汗を拭う和也に向かって、わざとらしくアイスを食べる…。
こんな事を繰り返していた。
2人がバイトがない日は、とっつぁんの家で涼んだり、カラオケを楽しんだり…。
そして、毎年恒例の花火大会。
毎回5人で見に行ってたけれど、今回だけは、和也がどうしてもバイトを断れず、4人で行く事になった。
最初、沙織は「和也に悪い」と言って断ったが、和也に反対され、一緒に行く事を決めた。
河原に向かう時には、私は沙織を気遣いながら、隣に並んで歩いた。


