◇◆あじさい◆◇

『…とっつぁん…。』



私は、素直に…お母さんが好きだ…と話す とっつぁんを羨ましくもあり、切なくもなった。



『あれっ!?
何この空気っ?

あっちゃ〜!ダメダメ〜!
俺こうゆ〜の苦手だったわぁ〜!わりぃわりぃ〜。』



照れ隠しに必死で空気を変え様とする とっつぁんが私達は大好きだった。