私達は公園に向かった。
その公園にはドーム状になった、まぁるい遊具があり、サイドに入り口が二つ、中は地面がそのままの為穴が掘れる。
自分達の大切な物を埋めるから、少しでも雨や雪をしのげ、何年経っても安心な場所として、とっつぁんが提案した最高の埋め場。
公園に着くと、ドームに向かい、とっつぁん、祐介、和也が中へ入った。
『せめぇ〜なぁ〜!』
とっつぁんの声がドームの中で響いた。
『これ三人って無理っしょ〜?』
和也の半笑いが聞こえる。
『いぃからっ、掘るぞっ!』
そして祐介…。
三人は小さなスコップで穴を掘り始めた。
『ほぉ〜らぁ〜!頑張ってぇ!早くしないと、とっつぁんママ怒るからぁ〜!』
片方の入り口に向かって沙織が喝を入れる…。
『ねぇ沙織?』
『んっ?』
『沙織…、
なんかイイコトでもあった?』
私は三人に聞こえぬ様、こっそり沙織の耳元で聞いてみた。
『えっ!?マジィっ?
顔に出てるっ?私っ。』
沙織が驚きながらも、恥ずかしさの余り両手で顔を塞ぐのを見て、和也の想いが伝わった事を確信した。
沙織が、こんなにも愛くるしい表情を見せたのは初めてだった。
その公園にはドーム状になった、まぁるい遊具があり、サイドに入り口が二つ、中は地面がそのままの為穴が掘れる。
自分達の大切な物を埋めるから、少しでも雨や雪をしのげ、何年経っても安心な場所として、とっつぁんが提案した最高の埋め場。
公園に着くと、ドームに向かい、とっつぁん、祐介、和也が中へ入った。
『せめぇ〜なぁ〜!』
とっつぁんの声がドームの中で響いた。
『これ三人って無理っしょ〜?』
和也の半笑いが聞こえる。
『いぃからっ、掘るぞっ!』
そして祐介…。
三人は小さなスコップで穴を掘り始めた。
『ほぉ〜らぁ〜!頑張ってぇ!早くしないと、とっつぁんママ怒るからぁ〜!』
片方の入り口に向かって沙織が喝を入れる…。
『ねぇ沙織?』
『んっ?』
『沙織…、
なんかイイコトでもあった?』
私は三人に聞こえぬ様、こっそり沙織の耳元で聞いてみた。
『えっ!?マジィっ?
顔に出てるっ?私っ。』
沙織が驚きながらも、恥ずかしさの余り両手で顔を塞ぐのを見て、和也の想いが伝わった事を確信した。
沙織が、こんなにも愛くるしい表情を見せたのは初めてだった。


