『来いよっ! 』
とっつぁんの声にコクリと答え、階段を上がった。
部屋に入ると、とっつぁんは私がいつも抱えるクッションを投げた。
私はそれをキャッチして座った。
『お前さぁ、それ…
なんで気に入ってんの?』
『えっ?』
そのクッションは、クリーム色の正方形で可愛いクマの刺繍が施されている。
そのクマは親子なのだろうか…。母グマが子グマを抱いている様にも見える年期の入ったものだった。わたしは、とっつぁんの部屋にはミスマッチな、そのクッションをいつも膝に抱いて話していた。
とっつぁんの声にコクリと答え、階段を上がった。
部屋に入ると、とっつぁんは私がいつも抱えるクッションを投げた。
私はそれをキャッチして座った。
『お前さぁ、それ…
なんで気に入ってんの?』
『えっ?』
そのクッションは、クリーム色の正方形で可愛いクマの刺繍が施されている。
そのクマは親子なのだろうか…。母グマが子グマを抱いている様にも見える年期の入ったものだった。わたしは、とっつぁんの部屋にはミスマッチな、そのクッションをいつも膝に抱いて話していた。


