◇◆あじさい◆◇

会議室の扉を開くと、そこには、沙織、和也、とっつぁんが並んで座っていた。

3人同時に立ち上がり

『風花っ。』

と声を合わせた。



『お前も罪被ったか?』


私は、とっつぁんの問いに驚いた。沙織も和也も笑顔だ…。


【私は間違っちゃいない】
私は、3人も自分と同じ事をしたんだと悟った。

『もちろん!』



まだ少し赤い目を堪え、私は笑みを返した…。



私達の絆が深まった様で、少しホッとしていた。