私達は、とっつぁんを見付けられないまま式を終えると、会場内で久々のクラスメイト達と写真撮影や、会話に時を忘れた。






その日の夜、

地元の居酒屋を貸し切ってのクラス会で、私達は再会した。


皆に遅れて店に入ってきた彼に、誰もが注目した。




『おぉ〜っ!!

とっつぁ〜んっ!!』



クラスメイトの一人が声を上げた。




『よぉ〜っ!
ってかお前っ!?
前川っ!?

なんだよ〜お前っ、チト老けたんじゃねぇ〜のぉ〜?』



いっきに場が盛り上がった。



私の心臓もドキドキ動き出していた…。