「はい………」 玄関の大きな扉を開く。 「來翔くんから連絡があって婚約は無かったことにしてくれと言われました。咲紅羅さん、あなたのせいですよね?あなたが努力しろと言ったのに…あなたがいなければよかったんです。…………消えて下さい。」 加奈さんは私に刃物を向ける。 わたし……… 殺される………