部屋に戻る。

ふとクローゼットに眼が行った。


引き出しを引く。


その中には無数の

銃器が詰め込まれていた。


謎が深まる。

もてと言うことだろうか。


理解しがたかったが

とりあえずハンドガンと

マシンガンとショットガンを持ち、

そして持てるだけの弾薬を

ポシェットに詰め込み

部屋を出た。

鍵箱の中から

単車のキーを取り出す。


乗れた記憶は無いが、

いや、これまでの記憶も無いが、

とりあえず外に出て単車の

エンジンをかける。

かけかたは身体が

覚えていたみたいだ。


またがってみる。


とりあえず近くのコンビニまで

行ってみる事にした。

到着してから中に入り、

商品をあさる。

店員はいない。

とりあえずガムや菓子

ついでにライターと煙草を

もらうことにした。


外にて一服。

起きてから今まで

思い返すが謎ばかりだ。

まず人に会っていない。

それから空には厚い雲が

覆っている。

しかも晴れそうには無い。

考えれば考えるほど

闇に入りそうだった。

だから考えるのをやめた。


単車にまたがり

走りはじめる。


建物の陰に人影が見えた。


やっぱいるじゃねぇか。


そこの近くに単車を止め

ゆっくり人影に近づく。