空に届きそうなぐらい
ブランコが高くなった。


それが、水平に戻った時…


私は、遊園地内の空中ブランコに戻っていた。


「あれ…?」

「あすみ~、おかえり。」

「リーバ?」


私は、頭の方から聞こえたリーバの声をたどってリーバに触れてみると

シャン…

小さい音が出て
柔らかな感触。


「今、私…
子供になってた?」

「さぁ…?」

私は、自分の体を両手でまさぐる。


「ねぇ!鏡とかない?
私、今いくつ!?」

自分の顔を…年齢を確認したかった。


「あすみ。そんな事より
次、行こう。」

「次…?」


「まだまだ、あるよ。」

「えっ?」