親を殴るのは抵抗がある。
子供を放置した親でも、俺を産んでくれたんだ。
多大な苦痛を呼び出すなら、好んでやろうと思わない。
やりたくない。
だけど、やるしかない。
何もやらなくて吟が死ぬというのなら、何かをやって生きていける方がいい。
それが、見知った相手を本気で殴る事になってもだ。
誰にも知られないって、辛いことだ。
「お前さんにその意志があるのなら、徹底的にぶっ飛ばさないとな」
タバコを取り出そうとしていたが、俺は軽いボーリング玉を投げつける。
同時に走り出すと、体は軋みという名の悲鳴を上げる。
傷口からも余計な出血が迸る。
能力があればと思うが、ロベリアは龍姫のところにいる。
出来る限り、今はロベリアには頼らないでおきたい。
自分の体を酷使してでも戦わなくちゃならない。
親父はそれを避けながらも、再びタバコを取り出そうとする。
だが、手の届く範囲まで辿り着いている。
その距離、数十センチ。
横からは鉄球が飛んできているが八方目を使用し、鉄球の正確な位置を発覚させる。
懐にある先ほど拾っておいた靴を取り出す。
掌を覆うように持ち、間近くまで来たものを受け止めた。
避ければ曲がるというのなら、避けずに受け止める。
鉄球は靴を焼ききるような音を立て、回転し続けた。
その間にも俺は親父に拳の顔面にぶつけようとしている。
親父のタバコは非常に危険だ。
一度引火すれば、簡単に人を殺す事が可能な凶器に変わる。
我が親ながら、とんでもないものを生み出してきやがる。
だからこそ、出させちゃならない。
子供を放置した親でも、俺を産んでくれたんだ。
多大な苦痛を呼び出すなら、好んでやろうと思わない。
やりたくない。
だけど、やるしかない。
何もやらなくて吟が死ぬというのなら、何かをやって生きていける方がいい。
それが、見知った相手を本気で殴る事になってもだ。
誰にも知られないって、辛いことだ。
「お前さんにその意志があるのなら、徹底的にぶっ飛ばさないとな」
タバコを取り出そうとしていたが、俺は軽いボーリング玉を投げつける。
同時に走り出すと、体は軋みという名の悲鳴を上げる。
傷口からも余計な出血が迸る。
能力があればと思うが、ロベリアは龍姫のところにいる。
出来る限り、今はロベリアには頼らないでおきたい。
自分の体を酷使してでも戦わなくちゃならない。
親父はそれを避けながらも、再びタバコを取り出そうとする。
だが、手の届く範囲まで辿り着いている。
その距離、数十センチ。
横からは鉄球が飛んできているが八方目を使用し、鉄球の正確な位置を発覚させる。
懐にある先ほど拾っておいた靴を取り出す。
掌を覆うように持ち、間近くまで来たものを受け止めた。
避ければ曲がるというのなら、避けずに受け止める。
鉄球は靴を焼ききるような音を立て、回転し続けた。
その間にも俺は親父に拳の顔面にぶつけようとしている。
親父のタバコは非常に危険だ。
一度引火すれば、簡単に人を殺す事が可能な凶器に変わる。
我が親ながら、とんでもないものを生み出してきやがる。
だからこそ、出させちゃならない。

