「犬神君、あなたはこの世界では小鳥よ。ただ、力を振り回すだけでは飛び立つ事なんて出来ないわ」
「俺に、行動するなというのか?」
「侵食は完全ではないわ。時間をかけてゆっくりとするものよ」
「さっき世界はすぐに滅びないと言ったな?」
「ええ」
「明日、滅びるとしたらどうするんだ?」
「面白い事を言うわね。でも、小学生が屁理屈を言っているように聞こえるわ」
話していると、胸糞が悪くなる一方だった。
だが、俺一人の力ではどうしようもないのは事実だ。
「上辺だけの賛同でもいいじゃない。それが愚かな選択と気付いた時には、泣くのは自分なのだからね」
俺よりも上手なので、従うしかないのか。
だが、こいつだけには気を許さない。
「どんな行動をしている?」
「そこまでは言えないわ」
「何だと?」
すでに、人間を利用しようと言っているだけでも、危険だと思うのだがな。
そして、今の俺は秋野の駒でしかないという事だ。
「時機に犬神君は動けるわ」
「いつまで待たなければならない?」
選ばれたというのにも関わらず、街で何をしろというのか。
「妖魔だけの世界になる前に、見識を広めるのも悪くはないと思うわ」
「人間達の愚かな姿を眺めろとでもいうのか?」
「案外、住み心地がいいかもしれないわ」
「ふざけるな」
体の中に苛立ちが立ち込めて、秋野を睨みつける。
だが、秋野は気にした様子はなく、至って先ほどと変わらない。
「俺に、行動するなというのか?」
「侵食は完全ではないわ。時間をかけてゆっくりとするものよ」
「さっき世界はすぐに滅びないと言ったな?」
「ええ」
「明日、滅びるとしたらどうするんだ?」
「面白い事を言うわね。でも、小学生が屁理屈を言っているように聞こえるわ」
話していると、胸糞が悪くなる一方だった。
だが、俺一人の力ではどうしようもないのは事実だ。
「上辺だけの賛同でもいいじゃない。それが愚かな選択と気付いた時には、泣くのは自分なのだからね」
俺よりも上手なので、従うしかないのか。
だが、こいつだけには気を許さない。
「どんな行動をしている?」
「そこまでは言えないわ」
「何だと?」
すでに、人間を利用しようと言っているだけでも、危険だと思うのだがな。
そして、今の俺は秋野の駒でしかないという事だ。
「時機に犬神君は動けるわ」
「いつまで待たなければならない?」
選ばれたというのにも関わらず、街で何をしろというのか。
「妖魔だけの世界になる前に、見識を広めるのも悪くはないと思うわ」
「人間達の愚かな姿を眺めろとでもいうのか?」
「案外、住み心地がいいかもしれないわ」
「ふざけるな」
体の中に苛立ちが立ち込めて、秋野を睨みつける。
だが、秋野は気にした様子はなく、至って先ほどと変わらない。

