秋野も気付いているかもしれない。
あえて知らぬフリをしている。
自分の敵ではない。
味方という捉え方も出来るが、自分の足元にも及ばないという捉え方も出来る。
「安心して、毒は入ってないわ」
わざとなのか、勘違いをしたのか、紅茶に視線を与え続けているところを、考え込んでいるように見えたのだろう。
毒が入っていない事は解る。
純粋に紅茶のニオイしかしてこない。
俺の能力は多方面に役に立つ。
無臭だとしても、毒を嗅ぎ分ける。
存在していないものは当てはまらないが、存在しているモノなら何でも当てはまる。
静かな紅い水面は俺の顔を映し出す。
揺れ動く事のない時の止まった世界。
妖魔の世界がそれに当たるかもしれない。
ある時から、時を止めていた。
それがいい。
地球に害を与えないくらいで、時間を止めておくことこそが生へ繋がる。
カップを持つと、波紋が出来る。
今から起ころうとしていることを暗示しているかのようだ。
それもいい。
動かさなければならないものは、波風を立ててでもやるべきだ。
熱のこもった紅茶をゆっくりと啜る。
「ちょっと高級な品なんだけど、おいしい?」
紅茶と関わりのない俺にはあまりわからない。
「さあな」
あえて知らぬフリをしている。
自分の敵ではない。
味方という捉え方も出来るが、自分の足元にも及ばないという捉え方も出来る。
「安心して、毒は入ってないわ」
わざとなのか、勘違いをしたのか、紅茶に視線を与え続けているところを、考え込んでいるように見えたのだろう。
毒が入っていない事は解る。
純粋に紅茶のニオイしかしてこない。
俺の能力は多方面に役に立つ。
無臭だとしても、毒を嗅ぎ分ける。
存在していないものは当てはまらないが、存在しているモノなら何でも当てはまる。
静かな紅い水面は俺の顔を映し出す。
揺れ動く事のない時の止まった世界。
妖魔の世界がそれに当たるかもしれない。
ある時から、時を止めていた。
それがいい。
地球に害を与えないくらいで、時間を止めておくことこそが生へ繋がる。
カップを持つと、波紋が出来る。
今から起ころうとしていることを暗示しているかのようだ。
それもいい。
動かさなければならないものは、波風を立ててでもやるべきだ。
熱のこもった紅茶をゆっくりと啜る。
「ちょっと高級な品なんだけど、おいしい?」
紅茶と関わりのない俺にはあまりわからない。
「さあな」

