「さようなら!」 って嫌味いっぱいの顔で言ってやった。 ってか~…… なんで奏也さんなんだろ……。 だって、先輩だし、今日会ったばっかりだし、喋ったことほとんどないし、 しかも2人きりってゆーのが何よりも辛い…… 『乗れ、メットも被っとけ』 「わあ!!」 いきなりヘルメットを投げられたから変な声出ちゃった!! めっちゃハズい~…… ブォォォォンブォォォォン バイクが動き出した。