「親…事故でね??亡くなっちゃって。」 私がそう言うと、みんなが黙って、俯いてしまった。 「そんなしんみりしないでよ!!!私は平気だから!!」 『送る。』 いきなり声をあげたのは力斗……………………ではなく奏也さん。 「あ、あの!私力斗に送ってもらうので…」 『力斗??』 「総長さん直々に私なんか送ってもらえないです……」 そう言うと、奏也さんがムッと不機嫌になった。