イルは牛乳屋になり、学園長に会いに行った。

「学園長~。よくも私を退学にしてくれましたねー?」

その顔は狂気に満ちていた。

「別にいいんですよー。これはこれで楽しいですから」


あははと高笑いをしたあと、イルはステッキを右手に持ち

「でも、呪いだけはかけさせてください」


イルはステッキを大きく振り上げると

「ピーリカピリララ(自主規制)学園長よー、爆発しろ!!」


もはや呪いでもなかった。
すると遥か後方で爆発が起きた。


「あれ?また失敗しちゃった」

イルは学園長を向きながら、舌を出した。

「呪文が違うのかなー?」

と、またステッキを振り上げ

「ペルータンペット(自主規制)学園長よー、タラリラポン!!」


何も起こらなかった。

「あ、また失敗」

そう言うとまたステッキを振り上げ

「パイパイポーイポーイ(自主規制)学園長よープーワプワプー」


また何も起こらなかった。

「失敗しちゃった」