「お前、エロすぎ。」

突然、逞が言ってきた。

は?エロイ!?

何でだよ!と否定しようとした俺の頭に

ボンッとさっきの記憶が甦ってきた。


なんか、急に恥ずかしくなって

顔をゆでダコみたいに真っ赤にしながら、俺は枕に顔を押し付けた。

「お前の方が……エロイもんっ!!」

と、言って。


「俺も、って事はお前もエロイって事だよなぁ?」

と、からかい混じりに言う逞に

うるさいっ!

と、俺は枕を投げつける。

が、逞はヒョイっとそれを避けた。


うぅ……悔しい……

敗北感に浸ってる俺に、逞は

「これからも、恥ずかしい事たくさんしてやるよ?……お姫様!もぅ、俺にはお前しかいないんだから、満足させてくれよ?」

恥ずかしい事って何だよ!

満足って何だよ!!

とか、ツッコミたいところはたくさんあったけど

「もぅ、俺にはお前しかいないんだから……」

この言葉が嬉しかったから、ツッコミはなしにしてあげる。


「上等だ!かかってこいよ!」

と、笑う俺に

俺の王子様はキスをした。

「とりあえず、キスは毎日な?」









当初はここで完結する予定でしたが、まだまだ続けさせて頂きます!
恋人になった二人のお話です。
その前に、オマケをどうぞ☆