「ありがとう!」

と、多分女子に見せた笑顔の中で一番の笑顔を見せて言った。


櫻木さんは

「でも、ライバルはたくさんいるんだからね?あの子達も、多分狙ってるから。あと、セフレでも良い!って子もいるみたいね。」


セフレって……

あれだよな?

つい……俺と逞のを想像しちゃって……


「?顔、赤いわよ?」

と、櫻木さんに指摘される。


確かに、俺の顔は赤くなっていた。

いや、顔だけじゃなくて、身体全体がなんか熱くて……


「っ!俺っ、ちょっと泳いでくるっ!!」

と、言い残し

俺は海へと走っていった。


火照った身体を、海で冷やす。

「あー……気持ちいいや……」


俺はそのままちょっと泳ぐ事にした。


チラッと逞を見る。

未だに、女子達とビーチバレー擬きをしていた。


ちょっとは、俺の事も構えよな……

ばか逞……