お前、自分が何言ってるのか分かってるの?【BL】

気持ちがられるよな……

それに、もしかしたら逞に告げてしまうかも。

駄目だ!それだけは……

「あのっ……た「心配しなくても、逞には言わないわよ。」

俺の言葉を遮って、櫻木さんが言った。


流石、櫻木さん。
勘が強いから、俺が何を言おうとしてるのかも分かるのか!!


「本当に……?」

と、俺が聞くと

櫻木さんは笑って

「当たり前でしょ。それに……私は貴方達を応援してるんだから。」


えっ?
……応援してくれてる?

俺は、櫻木さんの手を握って

「俺の事、気持ち悪くないの?」

と、聞いた。

櫻木さんは

「全然。」

と、即答で答えた。


絶対に俺の事、理解してくれる人なんていないと思ってた。

俺の恋を応援してくれる人なんて、絶対にいないと……


でも、櫻木さんは俺を応援してくれると言ってくれた。


俺に、初めての理解者が現れた。