王子様の秘密-上-


[成弥ver,]



…ん?

俺、抱き枕なんて持ってたっけ?



覚えのない感覚に気付き、俺は目を開けた。


…は?

何やってんだ、陽菜?


俺の目の前には、かわいい寝顔しやがって呑気に寝てる陽菜がいた。


…意味分かんねぇ。


そして、自分の両腕が、しっかりと陽菜に回されていたことに気付いた。


あ…


右腕が陽菜の下になっていて、抜けないことに気付いた。


…ってことは、このまま密着しろと?

ははっ

無理に決まってんだろ。


親も兄貴も優太もいねぇし…

あ、俺と陽菜、二人だけか…


おい、一体どんな状況だよ。


いくら俺だって、我慢できねぇよ…



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