王子様の秘密-上-




「あー…
やっぱまだ眠いかもなぁ…」

「え?え?え?えぇ!?」



ドサッ



「……な…成弥っ!?」

「もっかい寝る」

「うそやだ!!
ちょっ、放してぇー!!」



成弥に手を回されたまま、私は一緒にベッドに倒れていた。


逃げようと必死に暴れるけど、男の力には敵わない…


成弥は本当に眠そうで、危険な感じはしないけど…

このままじゃ、絶対二度寝する!!


うそでしょーっ!?

誰か助けてー!!



「…暴れるなよ、寝れねぇ」

「ねっ寝なくていいから!!」



…なんか、さっきより力強くなってない…?


ってか、成弥の目が閉じてるよーっ!!



「なっ成弥!?」

「……………」

「成弥ぃー!!」

「……………」

「つ、椿谷君…?」

「……………」



気付けば成弥の寝息が聞こえてきて…


完璧に寝たああぁぁー!!

力そのままだし…

逃げられないってことですか…


このまま抱きしめられるなんて…っ



絶対に嫌だぁー!!



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