あぁ、そうだ。
俺は陽菜が他の男と話すのを見るとイライラするようになった。
他の男に陽菜の話題を出されたり、陽菜の名前を呼ぶのさえイライラしたんだ。
陽菜が拓哉の名前を出したときも…
俺以外の男の名前を呼ばないようにしたかった。
神崎に陽菜を悪く言われたときも…
本人じゃない俺が怒った。
陽菜はよく笑うし、怒るし、泣く…
その表情を俺だけが知ってればいいと思った。
あの大きな瞳は…
ずっと俺だけを見てればいい、なんてことも思った。
あぁ、そうなんだな。
俺がおかしくなると感じたこの感情は…
陽菜にすっかり夢中で…
自我を忘れかけていたんだな。
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