「今のお前は、桜木ちゃんに夢中すぎるんだ!!」
「ずばり!」
「その通り!」
恭平に続いて、双子が頷く。
俺が陽菜に夢中?
まさか…
バカ言うなよ…
「んなわけ…」
「映画、なんでアレにしたの?」
「あれは…」
そういえば…
“陽菜が見たいって言ってた”から。
なんて、言えねぇ。
「てきとーに選んだんだよ」
「へぇ…」
「そんな目すんな!!」
俺が寝ぼけてたから、陽菜の用事潰したんだし…
応援が嬉しくて…
……は?
待て、俺。
“嬉しい”ってなんだ?
「眠かったんだよ」
「ふ~ん。
でも、映画館行くより、家に直で帰った方が早かったよね?」
「…家で寝れねぇから」
「あ、そっかぁ。
陽菜ちゃんいじめたくなるもんね?」
「まぁな………って、は!?」
俺が驚いて見ると、アイツらは同じ笑みを浮かべていた。
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