「ハァ…ハァ…」




高いヒールを履きながら全力疾走したからなかなか息が整わない




それにしても、先生がいない




まだ来てないのかな?



もしかして…


遅刻に呆れて帰っちゃったとか!?



いや、先生はそんな人じゃないしな…





ポンッ―――



「きゃぁ!」




気付くと、私の頭には、大きな手。



そして背後に誰かを感じる



「せんせっ!?」






勢いよく振り向いたら先生の顔がドアップで映った



「遅い」



「ごめんなさい…」




「そんなおめかしに時間かかったか?…こんなに肌出して…」



「?」




まさか先生…




「可愛いッ!」




そう言って先生に抱きついた