~First~



「…憧れだったんでしょ?」


隣にいる愛美があたしの顔を覗く



あたしは頷く




「なら頑張りなよ!美央ならできるって!学校の事はなんも心配いらないから」



涙が頬を伝った



「愛美………ありがとう」



涙が一気に溢れた


「あたし頑張るから!!」



愛美はうんうんと頷きながら頭を撫でてくれた




「美央ならできるよ」





「うんっ…」