「あ!先生だ」


海が先生を指指す


「いててててて……」



愛美が急にお腹を抱えた



「どぉした!?」



「お腹い…たい…」



「だいぢょぶ?保健室いく?」



「……う…ん。ごめん…ね」




愛美、演技うますぎ


普通に女優みたいだよ



愛美はきっと、あたしと先生を2人にするために…



愛美はあたしの方を振り返り、口パクで「頑張れ」といってくれた






「……」


「……」



長い沈黙




「お前らまたサボってたわけ?」


先に口を開いたのは先生だった



「えへへ……ばれた?」




「ばれるもなにも、教室にいないんだめん、ばれるに決まってるだろ」




「まぁね」




ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ



なりやまない鼓動






口から心臓飛び出そう…(笑)




「ねぇ先生…」




ん?と先生はあたしの顔を覗き込む




先生のその仕草、超ヤバイ……




「……高校生って…恋愛対象に…なる?」




きっと今のあたしは真っ赤




もう当たって砕けろー!!!!!




先生は少しビックリした表情をした



「俺の場合…好きになったもんはしょーがないと思うな」




「それって、ありって事?」



「どうだろうな」



先生はいたずらっ子の様な笑みを浮かべた