「ってゆーかさ、結婚してんのかなぁ?」



結婚、、、かぁ



「あたしは、先生とどうこうなりたいって訳じゃないよ!……ってゆーか、なれないし…」




「なーに言ってんの!!先生と生徒と禁断の恋なんてありまくりじゃない!?」



………



「ちょっと~!そんなのドラマの中でしょ?有り得ないってー!!!!」



ほんとに、真面目に有り得ない。



「でも、私のお母さんとお父さんって、教師と生徒だったんだよ?……まぁ、結局うまくはいかなかったけど」




「え?!そうなんだ!!」



「うん。だから頑張りな?美央だってどうにもなりなくない訳じゃないでしょ?」



なんだか、こんなに近くに体験してる人がいると、頑張ろうかな。と思う反面、あたしには無理って思う




「そんな弱気になんなって!辛い時はいつでも私の前で弱音吐いて泣けばいいんだから!」



愛美はあたしの背中を叩いた



「…うん。愛美もだよ?」




「私はそんなに弱虫じゃないもーん!」



「嘘つけー!!」




それからあたし達は、ガールトークに花を咲かせた。



「そろそろ帰るね!」


愛美は自転車で帰っていった。