「ほんとか!?」


思わず大きな声を出してしまった。


「捕まったのはいいけど、それで
京にやった事とか京の心の傷が
無くなる訳じゃねぇ!!
京、写真撮られたんだろ?」


だけど、俺はまじで許さねぇ。


京は表は突っ張って平気なフリをしてる。


だけど、本当はすごい弱いんだ。


一緒に居ればわかる。


他の奴等がわからなくても俺は分かる。


最近は特にそうだ。


ここに来た時のような目つきをしなくなった。


「あれは、まだなにもしてなかったみたいよ?」