「好きなの? 祥くんの事…」
「…わかんない。あたし、あんまり
恋愛経験ないし、どこからが好きかどうかも…」
「昨日さ、やめとけ的なこと言っちゃったけど、麻理が好きなら、それでもいいと思うんだ」
「うん…」
「もし、何かあって麻理が傷付いても
私達がいるから」
奈美はそう言ってくれた。
祥くんと修一くんが振る舞ってくれたのは
スクランブルエッグにハム、ベーコンを焼いたもの。
「こんなの誰でも作れるじゃん」
なんて奈美が毒づいてた。
朝食を食べ終わった後…
「なぁ奈美、昨日沖のほうまで行けなかったから今日はリベンジしようぜ!」
「そうだね!」
「え?奈美行っちゃうの?」
「自分で解決しなさいよ」
「う、うん」
そう言って、二人で行ってしまった。

