子羊ちゃんのユウウツ


「俺、ずっと不安だったんだ。

めーが好きって言ってくれないから、無理させてるのかって」



「りゅーじくんだって言わなかった」


あたしは彼を見上げて、ニラんだ。



「わりぃ」


りゅーじくんがバツの悪そうな顔をした。



「俺からつき合ってって言ってるから、伝わってると思って」


「あんな態度じゃわかんないよ」



あたしはふてくされた。


すると、ぎゅっと強く抱きしめられ、彼を見れなくなった。


見えるのは彼の胸。



「りゅーじくん…?」


「めー、可愛すぎて、ヤバい」



「へ?」



あ、あれれ?