武君にいつしか、 「二番目でもいい、僕と付き合って」 そう、言われるようになっていた。 今は恋愛対象として見られないし、何よりそんなに簡単にこの心は動かない。 そして今、 「別れよう」 その一言を、巧へと送信しようとする親指は戸惑い続けている。