一男三女物語

「田辺さん!朝ご飯どうぞ!」

真紀がみんなの朝食を準備した。

「ありがとうございます。腹ペコだったんですよ!助かります。おまけに朝食をこんな大勢で食べるのは何年ぶりたろう?いただきます!」

そう言って田辺は箸をつけた。

「うまい!久しぶりです。こんな美味しい朝ご飯たべたの!」

早紀は美味しそうに食べてる田辺を見て決心した。

「もし、明日も田辺さんがここで朝食食べるんだったら私が作るわ」

「止めときなさい!こんな大事な時に田辺さんにお腹壊してもらうと困るわ」

祥子が笑いながら言った。

「ひどい!私だってその気になれば好きな人のために料理ぐらいできるわよ!」

早紀は好きな人と言う言葉を発したことで真っ赤に頬を染めていた。