「おはようございます」

「おはよ~」


学校へ着き、
憂が元気よく挨拶をしてくれた。

朝、家ではいつも通りに出来た。

拓兄は心配をしていてか
“大丈夫か?”
と声をかけてもらった。


「憂、舞莉~おっはよーん♪」


後ろから憂にも負けないくらい
大きな声で和十君が挨拶をしてくれた。


「おはようございます」

「おはよっ朝からテンション高いねぇー」

「あったりめぇだろ
 牛乳いっぱい飲んだしな!」

「牛乳は関係ねーだろ…」


和十君の後ろから呆れた声が聞こえた。
稜牙君だ。


「おはようございます」

「おう、はよ」


稜牙君が挨拶をしてくれた。


「あんさぁ~…」


和十君は言葉を発したものの続きの

言葉が見つからないようで…
私と憂は頭のに?を並べた。

それを感じ取ったのか、稜牙君が


「今日の放課後残って。聞きたい事がある」


あっさりと用件を告げた。

私と憂は稜牙君の真剣な瞳に緊張した。


「わかりました」


私はハッキリと言葉で告げ、

憂は私の言葉に続いて頷いた。