憂、和十君と話しているとき
本当に楽しそう。
長い間一緒に居るのに
分からないなんてことはない。


「で、どんな感じですか?
 というか、いつから
 好きだったんですか?」

「2年になって同じクラスになったでしょ?
 その時は特に何にもだったんだけど…
 1か月くらいたったときに
 先生のとこに資料運びに行ったんだけど…」

「え、
 私そんなことがあったなんて知りません」

「だろうね。
 確か、淳哉君が熱出して早退したじゃん」


あ…確かにあった。
それなら仕方ない。


「その時に資料が多くて、
 1人じゃ運びきれなかったの。
 そんときに和十が一緒に運んでくれて
 それで~みたいな感じ」


恋だね、いいね!
やっぱり、恋する女の子は可愛い。
輝いてる感じする。


「憂!頑張って下さいね
 私、応援してますから」


憂は幸せになって欲しい。
いつも、助けてもらったり
支えてもらっているから。