「憂。出ましたよ」

「よし、じゃあ今日何があったか言ってみなさい」


また命令系だ。なんか面白い。
というか…お茶碗が洗ってある。


「憂…」

「ん?どした」

「ありがとうございます」

「なによ、いきなり」

「いえ…」


憂本当にありがとう。
凄く嬉しい。
全てを言葉に出すはなんだか恥ずかしくて言えないけど。
いつも感謝しるから。


「で、早くいいなよ」

「はい…」


私は今日の出来事を全て話した。
稜牙君を家にあげた理由。

コンビニの帰りに軽い運動をしたこと。

「なるほどねぇ。
 てか、なんで軽い運動なのよ」

「だってですね…ストレス発散しようと気合を入れたんですが…
 全く手ごたえがなかったので…」


なんだか思い出すとイライラしてくる。
ストレス発散と言ってもある程度力加減はしていたけれど。


「だよね、そういう理由だと思った。
 舞莉、あんた今イライラしてるでしょ」

「なんでわかるんですか?」

「だってオーラが」


やはり憂は天才なんだ。

自分ではそんなオーラ出してるつもりないのに。
そういえば、憂たちはどうだっただろう。


「憂はどうだったんですか?カード屋さん」

「カード屋さんって…特に何もなかったよ」

「置いて帰るなんてことはしなかったですよね」

「当たり前でしょ…あれ本気にしたんだ…」


憂は呆れていた。
本気にしてはいけなかったのか。
でも言っていたことだし。

よくわからない!