「淳哉。もう寝なさい」

「はーい」


私は淳哉を寝室に連れて行った。

この寝室は、私と淳哉の2人で使っている。

私も自分の部屋にベッドがあるが、淳哉を1人で眠らせるのは不安だから、私も一緒に寝ている。


「おやすみなさい…」

「おやすみ、いっぱい寝てね」




-スー…スー…-

静かな息が聞こえてきた。寝たのかな。
私はそう思って寝室から出た。

そして

ある人に電話をした。

少し経ってから元気な声が聞こえてきた。


「はーい、どうした?舞莉」

「憂…今大丈夫ですか?」


電話した相手は、憂。