紅佐離


「え、あぁ…来たかったけど」

「けど?」

「まさか今だとは思わなかった」

「え、だって来たいなら
 勢いじゃなきゃね」


いく?行く?なんて聞けないし。
だったらササっといっちゃわなきゃ。


「拓兄――――――!!!」


とりあえずドアを開けて
思いっきり叫んでみた。

稜牙君は驚いてた。
稜牙君の目の前で叫ぶ事なんてないからね。

返事なかったから
幹部専用の部屋にいるんだと予想が出来た。


「稜牙君、ついて来て下さい」

「うぃー」


そう言って私は倉庫の中に入って行った。

此処に入るの一ヵ月ぶりくらいだ。
みんな元気かな。

入るとすぐに下っ端くんたちがいた。


「あぁー!舞莉さん、久しぶりっす」
「舞莉さんだー」
「なんで最近来なかったんですか!
 俺すっげえ寂しかった!」


一斉に声かけられても困りまっせ。

「レン、マサ、リン、
 久しぶり、
 最近忙しくてね…ごめんね」

「「「全然いいっすよ」」」

「声揃ってるし」

「俺ら仲いいんで」

「知ってるよ、幼馴染なんでしょ」

「そーっす」