疲れた。
体育館に着いてスピードを落とし、
静かに会話をしているところに行った。
そこからは、
何も聞こえなかった。
風の音だけが響いていた。
それから少したった頃に
稜牙君が声を出した。
(分かりにくいとアレなんで
“稜”と“奏”って書いときますby作者)
稜「なぁ、お前ってこの前の奴?」
奏「あぁ、それ以外ねーだろ」
稜「で、今さら何の用だよ。
俺に負けたくせに」
奏「いや、謝りに来た」
稜「意味分かんね、
自分から俺に突っかかってきたくせに」
奏「だからだよ、
なんか無性にイラついてたから…
悪かった」
稜「別に頭下げられたって
俺にどうしろって言うんだよ」
奏「確かにな」
稜「つーか、イキナリ何」
奏「俺が尊敬してる人に
その事話したら怒られたから」
稜「へぇー、
その人そんなにつえーの?」
奏「あぁ、貌龍って族知ってっか?」
稜「知ってる」
奏「その族の幹部なんだよ」
稜「なるほどね、
つーことはお前も貌龍に入ってんの?」
奏「そう」
それから、
奏と稜牙君の間には
静かな空気がながれている。
さっきのピリピリした空気はなかった。



